福島県 相馬市
蒲庭(かまにわ)温泉 蒲庭館

温泉宿

泉質 弱アルカリ単純温泉
入浴時間 15時~21時/6時~9時30分
土曜 1泊2食 税込10,800円

連休初日に車で行ったのですが、大変なアクシデントを乗り越えての到着でした、温泉とは関係ない話がありますが、聞いて?ください。

各地で豪雨の被害が出た翌7月16日。時間には余裕があるので経費節約で雨の国道を走行中に、エンジントラブルで路肩に緊急停車です。

いつものディーラーに状況を説明すると、点火系統でダメになった箇所があると思うので、近くの系列店で見てもらうしかないのこと。

運良く3Km先に系列店があります。ハザードを点けながら辿り着きましたが、移転したとのことでガッカリ。隣接する「東京オート上三川店」を訪ねました。

初見の客にも関わらず、とても親切な対応で30分ほどで診ていただきました。残念ですが部品を取り寄せるには数日かかるとのことです。

時間は10時過ぎですが、宿は当日キャンセルもやむなしで、私自身の帰宅と車の輸送方法を保険屋さんと電話で相談していました。

そこへ整備のTさんが来て、代用部品で良ければ入手できるとのお言葉です。わざわざ誰かが取りに行って、お昼休み返上で修理してくれました。

おかげで宿のキャンセルをすることもなく、そこから250Kmを今度は高速道路で16時過ぎに到着することができました。

一時は完全に諦めた旅行だったので本当に感謝です。スタッフひとりひとりが親身になって対応してくれた、素晴らしい会社でした。

宿にもキャンセルになるかもしれないが、また連絡すると伝えていたので、女将さんから「鈴木さんの幸運にあやかりたい。」とのお言葉までいただきました。

この宿には前から伝えたいことがあったので、思いが通じたのかもしれません。伝えたかったことは公式サイトでの記載ミスでした。

サイトでは「今から230余年前の昭和年間に、観音様のお告げにより霊泉を発見し」とありますが【明和年間】ではないかとお伝えしたかったのです。

間違いを確認すると女将さんからも感謝されて、帰りにはご褒美なのかどうか、写真のボールペンをいただきました。

連休初日の温泉旅は、素敵な人たちに助けられて、間違いを教えた宿にも感謝された、忘れられない旅になりました。次の宿泊地はいわき市です。

カーナビで最短距離の検索で走った道路は、帰還困難区域の双葉町で通行止めでした。11年経った今も震災の爪痕を間近に感じた貴重な体験でした。

部屋洗浄トイレ Wi-Fiあり
【アクセス】JR相馬駅から徒歩3分で福島交通相馬営業所から路線バス 舘前線[磯部経由]30分 蒲庭停留所下車 徒歩1分

昭和の国民新聞社主、徳富蘇峰が愛した庭「蘇峰園」から建物全景。
夕食は個室で、お品書きがないのでそれらしく。
【先 附】ばい貝
【酢の物】もずく酢・エノキ
【煮 物】帆立・しめじ・蒟蒻・花麩・他
【御造り】鮪・甘鯛・南蛮海老・蛸
【台 物】鱈・白菜・榎・長葱・他
【蒸し物】茶碗蒸し
【天麩羅】海老・椎茸・ピーマン・笹蒲
【煮 魚】カレイ
【お食事】天のつぶ・味噌汁・沢庵
【デザート】サクランボ
前から気になっていた「昭和年間」。
久しぶりに自分の苗字を見ました。
部屋。冷蔵庫無し。金庫なし。
浴室入り口。
脱衣場。
内風呂。ジャグジー。
内風呂。
浴槽の大きさの割に洗い場が5ヶ所ありました。
蒲庭霊泉の由来。
部屋ドア。
共同の冷蔵庫。
2階からエントランスを。
自販機。
朝食。
ごちそうさまでした。
敷地内の観音様。
蓮の池から建物。
湯神様の社。ここから霊泉が湧いています。
ご褒美?にいただいたボールペン。ヘッド部分がタッチパネル対応になっていて気に入っています。
ここから夕食の写真が12点続きます。時間のない人は飛ばしてください。
でっかい茶碗蒸しが来たので大きさがわかるように並べてみました。
【先 附】ばい貝
【酢の物】もずく酢・エノキ
【煮 物】帆立・しめじ・蒟蒻・花麩・他
【御造り】鮪・甘鯛・南蛮海老・蛸
【台 物】鱈・白菜・榎・長葱・他
【蒸し物】茶碗蒸し
【天麩羅】海老・椎茸・ピーマン・笹蒲
【煮 魚】カレイ
【お 酒】プランに付いていた「磐城寿」
東日本大震災で被災した酒蔵は山形県で酒造りを続けました。令和3年浪江町にできた道の駅に併設して蔵も復活しました。
【お食事】天のつぶ・味噌汁・沢庵
【デザート】サクランボ
さすが馬追いの相馬市。宿まであと2~3Kmのところでお馬さん発見でわざわざUターして撮ってきました。
浪江町で被災した請戸小学校が震災遺構として公開されています。津波浸水深は15m。
津波到達時間には1年生11名は4時間目で帰宅。2年生以上の82名は先生達と1.5Km離れた大平山に避難して全員無事だったそうです。
生徒は全員無事でしたが、小学校周辺の民家は全部消失して請戸地区では127人が亡くなりました。一面草ぼうぼうの野原にポツンと小学校が残っています。
カーナビの最短ルート設定で進みましたが、双葉町で「この先帰還困難区域につき通行止め」。

蒲庭温泉 旅館 蒲庭館
場所 〒979-2511 福島県相馬市蒲庭前迫12
電話 0244-33-5028

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