泉質 含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐塩化物温泉
入浴時間 24時間
日曜 1泊2食 税込13,000円
小野川温泉の開湯は今から1200年前。この地で病に伏した小野小町が薬師様のお告げで温泉を発見したことから始まります。
扇屋旅館は500年以上前の室町時代に小野川温泉で最初に創業したと言い伝えのある宿です。現在の建物は築120年。所々傷みはありますが、客室や館内の動線はきれいにしています。
道路から見ると2階のガラス窓などはとても趣があり、ここから温泉街を眺めたら素敵だと思うのですが、立ち入り禁止になっています。使える部分をリフォームしながらの営業のようです。
少し早目に駐車させていただき、温泉街を散策しました。温泉の塩分に目をつけた上杉鷹山公が製塩事業を手掛けたという塩田跡地がありました。ラジウム卵用の熱湯桶も2つ見つけました。
宿を訪ねると並んだスリッパの横に丸い呼び太鼓があります。鳴らす前に大女将さんが顔を出しました。部屋への案内は若女将さんが向かいの自宅から駆けつけました。急な階段に要注意です。
温泉は淡い硫化水素が香ります。舐めてみると塩分はわずかしか感じません。これで塩をつくるのは難しかったと思います。観光協会の紹介にも「残念ながら良い塩はできなかった。」とありました。
夕食は個室で米沢牛のすき焼きに山菜や鯉などの郷土料理をいただきました。朝食はお部屋でご飯は軽めと思ったのですが、お櫃のきのこ御飯が美味しくて、もう少し、もう少しで、結局完食でした。
お風呂の途中に廊下から見える建物の裏側は木材が朽ちています。帰りに「建物の維持も大変ですね。」と大女将さんにお話しすると「毎年雪のせいで建物が傷むのさぁ。」と嘆いておられました。
共同洗浄トイレ Wi-Fiあり 水ポットなし
【アクセス】JR米沢駅より小野川温泉行バスで30分(小野川温泉下車)
扇屋旅館
場所 〒992-0076 山形県米沢市小野川町2432
電話 0238-32-2521
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