宮城県 南三陸町
南三陸温泉 ホテル観洋

温泉宿

泉質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉
入浴時間 4時~25時
【 鮑・ふかひれプラン 】
 平日1泊2食 19,800円

※お風呂は宿の写真です。

実際は長男の招待で次男との男3人旅。【 絶景プラン 海景色を存分に楽しめるゆとりのスイート☆レイトチェックアウト12時】ですが、ひとりだと料理が同等の上記プランがあります。

東日本大震災では2階まで津波の被害を受けながらも、600名の被災者を受け入れて、仮設住宅ができるまでの3~6ヵ月間、食と住を提供したことを知って感動したものでした。

その年の11月応援の気持ちで長男家族と伺いました。震災前のような食事処や個室ではなく、大ホールで作り置きの夕食でしたが、ご苦労がわかるだけに、来て良かったと思えました。

町は殆んどが更地になっていましたが、骨組みだけの防災対策庁舎がポツンと残り、パトカーの警察官が監視しています。停車してはいけない雰囲気なので、合掌できなかったのが心残りでした。

あれから14年、町は高台に造成した道路と巨大な防波堤で見違える景色です。でもホテルは昔のままで懐かしく感じました。翌朝は念願の語り部バスにも乗車しました。まもなく3月11日です。

部屋洗浄トイレ Wi-Fiあり 水ポットあり
【アクセス】仙台駅東口より送迎あり(要予約)

正面玄関。
夕食。お品書きから
【前菜一】鮟鱇肝ポン酢和え・穴子八幡巻・海老艶煮・鰈彩クリーム焼き・赤西貝雲丹焼き・真烏賊の海胆和え
【酢の物】蛸頭の酢和え
【焼 物】あわび踊り焼
【造 り】鮪・女梶木・鰤・海老・みやぎサーモン・北寄貝・帆立・妻一式
【鍋 物】寄せ鍋 牡蠣・鱈白子
【煮 物】吉次煮付け
【中 華】フカヒレ姿煮
【蒸 物】茶碗蒸し
【食 事】海鮮釜めし
【香の物】三陸産茎わかめ・生姜醤油漬・蔵王菜漬け
【汁 椀】鱸・湯葉・筍・三つ葉
【水菓子】レモンムースケーキ・メロン・苺
【宿の写真】男性露天風呂。
【宿の写真】男性大浴場。
【宿の写真】海が見えるサウナ。
脱衣場。
温泉分析書。
温泉入り口。湯上りの生ビール小ジョッキ330円。
【宿の写真】ひとりでも泊まれる和室。
酒自販機。
部屋から見た朝日。年間を通して朝日が見られるのは100日くらいだそうです。
朝食バイキング会場。
朝食。
ごちそうさまでした。
災害関連のパネル展示。
創業者(株)阿部長商店・社長宅の「命のらせん階段」。1960年のチリ地震の経験から東日本大震災の5年前に作った螺旋階段のおかげで、地域住民約30名が助かりました。
実際に泊まった部屋。お風呂は温泉ではありませんが館内すべて磁気水です。窓にはウミネコが寄ってきます。
お酒メニューNo1。
お酒メニューNo2。
写真の点数が多くなったので夕食は3点にまとめました。
【乾杯酒】梅酒
【前菜一】鮟鱇肝ポン酢和え・穴子八幡巻・海老艶煮・鰈彩クリーム焼き・赤西貝雲丹焼き・真烏賊の海胆和え
【酢の物】蛸頭の酢和え
【蒸 物】茶碗蒸し
【焼 物】あわび踊り焼
【造 り】鮪・女梶木・鰤・海老・みやぎサーモン・北寄貝・帆立・妻一式
【鍋 物】寄せ鍋 牡蠣・鱈白子
【煮 物】吉次煮付け(キンキうっかり撮影前に箸をつけてしまったので裏返して反転しました。)
【冷 酒】羽衣伝説・一ノ蔵
【中 華】フカヒレ姿煮
【食 事】海鮮釜めし
【香の物】三陸産茎わかめ・生姜醤油漬・蔵王菜漬け
【汁 椀】鱸・湯葉・筍・三つ葉
【水菓子】レモンムースケーキ・メロン・苺
震災の教訓を風化させないための活動を続けています。「語り部バス」は8時45出発で帰りの仙台行のバスに遅れないようにしています。以降の説明はその中から抜粋。
15mを超える津波は矢印の高さまで到達しました。阿部長商店経営のブライダルパレス高野会館。維持費はかかりますが民間の震災遺構として残していくそうです。 
(南三陸町の被害状況・人口17,666人・5,362世帯 ■全壊3,143戸・半壊と大規模半壊178戸 ■死者620人・行方不明者211人 ■避難者2011年3月19日時点で33の避難所に9,753人)
震災当日は芸能発表会が開催中で大勢のお年寄りがいましたが、屋上に上がった327名全員が助かったそうです。
地震発生直後、防災対策庁舎では町職員 遠藤未希さん(当時24)が30分間避難を呼びかけ続けました。
 
「6mの津波が予想されます」「逃げてください」と最後のアナウンスを告げた後、上司の命令で一斉に屋上に向かいました。
 
当初予想された津波は6mでしたが、到達した津波は防災庁舎の屋上12mをはるかに超えて15mだったそうです。
屋上に避難した約30名はアンテナや手すりにしがみついて耐えましたが、助かったのは10名。その中に遠藤さんの姿はありませんでした。
 
大勢の町民を救って犠牲になった話は「天使の声」として、埼玉県の公立小中高校すべてで道徳の教材として採用されているそうです。
 
この骨組みの保存については賛否両論ありましたが、当時からの現町長の決断で「震災遺構」として残すことが決まったそうです。
南三陸3.11メモリアル。
南三陸さんさん商店街。一般商店の他に理容室や整骨院もありました。
行きに寄った石巻市「みやぎ東日本震災津波伝承館」。屋根の一番高いところは6.9mで震災時の津波の高さだそうです。
 
追悼と慰霊のための石巻南浜津波復興祈念公園にあります。整備されたこの一帯は1,100世帯が暮らす町でしたが、津波と火災で500名以上の方がなくなったそうです。

南三陸温泉 ホテル観洋
場所 〒986-0766 宮城県本吉郡南三陸町志津川黒崎99−17
電話 0226-46-2442

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